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戦場は地獄

地獄の皇太子は今日も戦場へ向かう。



地獄「いいか、戦場は地獄や。気ぃ抜くなよ」


「オーッ!!!」

メンバーの叫び声がカンチュミラの灰色の空に響く。
今日も輸送ルートを確保するために猛進するDEABARAN軍と、
それを阻止するN.I.U軍の殺伐とした戦場が展開されていた。

戦況はN.I.U軍が圧倒的に不利。
中立拠点の8割を占領され、まもなく一番手前の拠点が陥落しようとしていた。


この状況を打開するために援軍として送り込まれたのが空気小隊である。


地獄「いいか、ワシとアスカは上空から支援する。てめぇら若いジャリどもは前線を押し上げるんや!」

「イエッサ!!!」

地獄「さぁ、行くでぇ」
アスカ「待ってください、地獄さん」
地獄「なんや?」
アスカ「現状では飛行は困難です。最前線に敵の対空部隊が配置されており・・・」
地獄「構わん。」

アスカ「しかし・・・」
地獄「構わん。ワシは行く。対空部隊を全て粛清するんや」
アスカ「・・・」
地獄「死んでもええ。BHと死ぬのも悪くない。ワシは後悔せんよ。BHがワシの棺桶になるなら本望や」
アスカ「わかりました、飛びましょう」


バリバリバリバリ・・・・・


アスカが操縦席に乗り込む。ベテランパイロットの目は計器と敵の重火器兵に向けられていた。

レバニラ「こちらMD500!対空砲による攻撃を受けている!支援を要請する!あ、くそ・・・・なぜ重火器兵が・・・ここに・・・・・バリバリ・・」


ドカァーン!!!

厨房「うおっ!!ヘリが爆発したぞ!隊長、レバニラのヘリが!!」

地獄「くぅ・・レバニラ・・くそ、友の死は無駄にでけへん。RSK!バイクで偵察や!敵の重火器兵の位置を確認するんや!」

RSK「了解、マークが手薄と思われる3番拠点に向かい偵察します」

地獄「アスカ、3番をクリアしつつ4番拠点をまわろか」
アスカ「了解です」

ガリガリガリガリ・・・

次郎「地獄さん・・俺の手柄とらないでくださいよぉ」
夜神「隊長スゲェ!BHスゲェスゲェ!」
伝道師「5番拠点付近に戦車が!進軍できない・・・」
レド「任せろやぁ!」


ドカァーーーンッ

地獄「お、戦車壊れたな・・・レドさんええ仕事するやんけ」

RSK「敵の重火器兵を発見しました。4番拠点から海沿いへガトリング兵が走っているのを確認」
地獄「あれか・・・そんな道の真ん中走ってたら撃たれるでぇ?」

チュチュチュチュンッ

RSK「ガトリング兵の被弾を確認」
アスカ「この人はほんまに鬼畜や・・・」




バリバリバリ・・・・・・

地獄「なんや、敵陣のほうでヘリの音せぇへんか?敵のヘリを確認した奴はいるか?」


金「あ・・じ、地獄さん!まずい!敵のディフェンダーだ!」
地獄「パイロットは誰や?」
金「お、恐らく・・N.I.U軍も把握できていません・・・全く無名のパイロットかと・・・」
地獄「なら余裕やな。アスカ、高度上げよか」
金「し、しかし・・・軌道の安定感が異常です・・・恐らく腕は一流・・・」
地獄「なんやて?・・対空部隊、マークするんや、しっかりな」
厨房「了解ッス」


地獄「お、見えてきたでぇ・・・確かに稀に見る腕や・・・一流パイロットやな。しかしあそこなら対空砲の射程圏内。死んでもらおか」

zuk「こちら対空部隊。敵ヘリを確認。攻撃します」



ガガガガガガガガガガ・・・・

RSK「敵ヘリ炎上中です。体勢を崩し急降下しています」

zuk「仕留め切れませんでしたが・・・プロペラは既に半壊です。飛行は不可能、恐らく墜落します」

伝道師「敵ヘリが3番拠点付近に墜落。パイロットは瀕死。どうしますか?」
地獄「ひっ捕らえて自軍つれてこい。敵さんの情報ゲロってくれたら儲けもんや。」


地獄「アスカ、ちょっと1回降りよか。航空支援は十分やろ。敵さんのヘリパイの顔でも拝みにいこか」
アスカ「了解です」





伝道師「連れてきました。出血多量で恐らく長くはもたないので早めに聞き出しましょう」


アスカ「この顔・・まさか・・・」

地獄「こいつ・・・衛生兵、ちょっと応急処置するんや。」
山田「わかりました」



地獄「お前やったんやな、xix」
xix「う・・・」
地獄「喋らんでええ。なんや、旅に出るっちゅう書置きがあったと思ったら。旅先はDEABARAN軍やったんか?なんで寝返った?」
xix「・・・」

山田「もう絶命するでしょう。止血はしましたが墜落の際の出血が多すぎます」
地獄「お前は衛生兵やろが!!人っこ一人助けれんで何が・・・」


xix「地獄・・さん・・俺は・・あくまで・・・敵・・・地獄さん・・が・・・俺をかばう・・・必要は・・・」


地獄「お前は・・・今でも俺らの戦友や・・・敵なんかやない・・・・・・」

xix「フフ・・・本当に・・・どうしようも・・・ない・・・人だ・・なぁ・・・・・」



地獄「xix・・・xix・・・っおい・・・xix!目ぇ覚ませ!まだお前に何も聞いてない・・・お、おい!衛生兵!なんとかするんや!」


山田「・・・・・心停止です、蘇生は不可能でしょう・・・」

地獄「くっ・・・・・こ、こんなとこで死ぬんやない!起きろ!起きんか!たわけが!!」












――間も無くして、カンチュミラ戦はDEABARAN軍の撤退により終戦した。




厨房「地獄さん、ヘリが到着しました。乗りましょう」

地獄「あぁ・・・少しだけ待ってくれ」


地獄の皇太子はカンチュミラの空を眺め続けていた。

彼は戦場を後にする際はよく空を見上げる。だが、それはただ単に晴天が好きだとか、
戦争の後の清々しい空を肴に酒を嗜むからだとか、そんな理由だ。

そんな彼がカンチュミラのような、清々しさのカケラもない、雲に覆われた鉛色の空をずっと眺めるのは違和感を感じた。


そしてそこには、いつもの一仕事終えた時の清らかな姿ではなく、
喪失感に溢れた、寂しげな表情が滲み出ていた。

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非公開コメント

No title

半分読んだ残りは明日読むお^x^

No title

地獄さん「まあ、運が悪かったわな。」
これが現実

No title

おい

BADENDがお決まりだぞ!

No title

xix「フフ・・・本当に・・・どうしようも・・・ない・・・人だ・・なぁ・・・・・」
が言いたかったに違いない・・・

No title

今会社で後半読んだ。zixさん戦死シーンで少しウルッときた。zixさん出すのはずるい。誰だって泣いてしまう。

No title

この人最近おかしくね?

No title

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
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こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
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